厚生労働記者会で、
"マイ・オンコロジー・ドリーム"の新キャンペーンを発表!
さる11月1日(月)14時より、厚生労働省内(東京都千代田区霞ヶ関)にある厚生労働記者会において、一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクト(理事長・井村裕夫)の主催、マイ・オンコロジー・ドリーム実行委員会委員の出席により、"マイ・オンコロジー・ドリーム"の新キャンペーン発表が行われました。
最初に、本社団法人の常務理事で、米国MDアンダーソンがんセンター教授の上野直人氏より、あらためて"マイ・オンコロジー・ドリーム"のコンセプトと、新しいキャンペーンのねらいが説明されました。
そもそも、"マイ・オンコロジー・ドリーム"は、がん医療への夢を語り、共有し、実現させるための患者・家族・一般生活者と医療者による参加型キャンペーンであること。また、患者・家族、そして一般生活者が医療への夢を語り、わかちあうこと、そのひとつひとつがパワーとなれば、夢はやがて現実へと変わることが強調されました。さらに、今回の"マイ・オンコロジー・ドリーム"の新キャンペーンの目的が、
(1)がんの研究・教育・各種団体への支援、希少がんや難治性がんなどを含めてのサポート
(2)がん医療の夢を語り行動する次世代リーダーの人材育成の支援
であることが明らかにされました。
次に、マイ・オンコロジー・ドリーム実行委員会を代表して、今村知世氏(慶應義塾大学医学部臨床薬剤学講師)と吉野ゆりえ氏(日本に「サルコーマセンターを設立する会」代表)の二人によって、新キャンペーンの具体的内容が発表されました。
まず、キャンペーンの理由(Cause)、使命(Mission)、夢(Dream)が明らかにされたあと(表参照)、キャンペーン・シンボルが示されました(下の写真参照)。このシンボル・マークは、「がん全体」を象徴するラベンダー色を基調とし、その外側に「それぞれのがん」をレインボー色で表現しています。
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■表:キャンペーンの理由(Cause)、使命(Mission)、夢(Dream)
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◆理由(CAUSE)
がん患者・家族、医療者における、がんという疾患、がん医療に対する認識は改善しつつありますが、未だがんという疾患、がん医療に対する理解が不十分であるのが現状です。また、未だがん医療における科学的根拠に基づく医療(EBM:Evidence Based Medicine)が十分に普及しているとは言えない状況もあります。
また、メディカル・リテラシーの向上のための正しい知識の普及と議論の促進を通して、がん医療のさらなる推進に寄与するようなキャンペーンが不可欠と考えます。
◆使命(MISSION)
私たちそれぞれが夢を語り、共有し、実現させるというステップを通して「すべての人が最高のがん医療を受けられる環境を実現すること」です。
◆夢(VISION)
上記の使命(MISSION)に基き、「日本のがん医療に熱意をもって関わる人材を統合し、熱意ある人材の育成を通して、日本のがん医療の方向を見定めること」です。
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具体的なキャンペーンとしては、二つの大きな柱があり、また支援にも様々な方法があります。
※詳細は、下記のPDFをご覧ください。
◆"マイ・オンコロジー・ドリーム" アライアンス
Alliance.pdf
◆"マイ・オンコロジー・ドリーム" プログラム
Program.pdf
◆さまざまな支援のかたち
Support.pdf
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[2010/11/05 18:26] | 記者発表 | コメント(0) | トラックバック(0) | タグ: がん医療マイ・オンコロジー・ドリーム厚生労働記者会記者発表
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